どうも、広く浅いオタクの午巳あくたです。今回はアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」について語りたいと思います。
「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は、感動的なストーリーと美しいアニメーションで多くの視聴者を魅了してきた作品です。
「アニメが好き、でもまだ見ていない」という方にはぜひ見ていただきたいです!
以降では、アニメのあらすじや主要キャラクター、特に心を動かす感動的なシーンをピックアップしてご紹介!
さらに、作品のクオリティを高めている豪華な声優陣についても触れつつ、続編の可能性やファンの期待について考察します。
ヴァイオレット・エヴァーガーデンは、単なるアニメではなく、視聴者に深い感情を引き出す「体験」です。未視聴の方にもこの感動を共有できるように、ネタバレを避けながら作品のエッセンスをお伝えします。
【あらすじ】
戦争が終わった後の世界を舞台に、かつて兵士だった少女ヴァイオレットが「感情」を学びながら成長していく物語。
ヴァイオレットは幼いころから戦場では兵器のように扱われ、人間離れした身体能力で大いに貢献し、敵からも味方からも恐れられる存在になっていた。
いっぽうで人間らしい感情を持たないまま成長し、まさに戦闘人形さながらのメンタリティだった彼女は、戦争が終わり、両手を失いながらも、病床で上官であるギルベルト少佐からの命令を待ち続けていた。
そんななかギルベルトの旧友であり、ヴァイオレットとも面識があったクラウディア・ホッジンズが病院にやってくる。
ヴァイオレットの身を案じたクラウディアは、彼女を自分が経営する郵便局で雇うことに。
最初は配達員として働き始めるヴァイオレットだったが、戦場しか知らない少女はどこまでも世間ずれしていて、うまくなじめない。
しかし、そんな中、ヴァイオレットは「自動手記人形サービス」という、依頼人の心を代弁して手紙を書く仕事があることを知る。
彼女は感情を理解するため、自動手記人形サービスの職員、通称「ドール」となることを決意するのだった…
主要キャラクター
ヴァイオレット・エヴァーガーデン
主人公で、かつては軍の兵士として戦っていた少女。感情を学びたいと願い、自動手記人形として働き始める。
戦火で両腕を欠損しており、義手をはめている。人らしい感情を持たないため表情に乏しく、悪気なく無神経な言い回しをしてしまうこともしばしば。
しかし、自覚が薄いものの上官であるギルベルトには思慕を抱いており、その感情の正体を知りたいと願っている。
ギルベルト・ブーゲンビリア少佐
ヴァイオレットにとって特別な存在。兄からまだ幼いヴァイオレットを紹介され、彼女を引き取ることにした。
彼女を兵器として扱うよう言われるも、抵抗を示し、人として接するよう努める。「ヴァイオレット」という名前を付けたのもギルベルトだ。
戦時中にヴァイオレットとともに敵の攻撃に被爆し、重傷を負う。必死に自分を助けようとするヴァイオレットに「愛している」と伝え、それ以降は行方不明となっている。
クラウディア・ホッジンズ
ヴァイオレットを自動手記人形として雇った元軍人、ギルベルトの上官でありながらも、気心知れた友でもある。
戦時中にヴァイオレットと会ったことがあり、兵器として扱われる彼女に同情しつつも何もしなかったことに罪悪感を抱いている。
そんな背景もあって自分が経営する郵便局で働くよう彼女に勧めた。
【ヴァイオレット・エヴァーガーデンの感動シーン5選】
このアニメが多くの視聴者に深い感動を与えた理由の一つは、その感情を揺さぶる美しいシーンにあります。ここでは、ネタバレを避けつつも、僕が特に感動した5つのシーンをご紹介します。もちろんネタバレはしません
湖を駆ける少女
とある戯曲家の戯曲の執筆を手伝うことになったヴァイオレット。しかし彼はどこか無気力で、人生をあきらめているような節があった…
第7話のシーンですね。とある理由でヴァイオレットが湖を渡ろうとするのですが、そのシーンがとんでもなく美麗な映像で、息が止まりました。そして映像が美しいからこそ、そこに横たわる悲しみが際立ち、涙があふれたのです。
母の手紙
病床にいる女性の依頼で手紙を代筆することになったヴァイオレット。その家には幼い娘がいて彼女は急にやってきたヴァイオレットを警戒します。お母さんがなぜ、誰に手紙を書いているのかわからない少女は寂しさを募らせ…
第10話のシーン。母親が誰に何のために手紙を書いていたのか最後でわかるんですが、たぶんこのシーンが一番泣けました。
届かなくていい手紙なんてない
とある理由で落ち込み、心を閉ざししてしまったヴァイオレット。そんな彼女を救うきっかけとなり、なおかつこれ以降の彼女の指針となる言葉が「届かなくていい手紙なんてない」なのです。
ここまでの展開を観た人間からすれば、とてつもなく刺さるセリフです。あえて何話かは申し上げないでおきましょうかね。
愛する人に届ける手紙
過激派との内戦真っ只中の戦場から自動手記人形サービスに依頼が届く。所長のクラウディアは危険すぎるという理由で依頼を断ろうとするが、こっそり聞いていたヴァイオレットは独断で戦場へと足を運ぶのだった…
第12話のシーン。生死の境をさまよう兵士が、どうしても贈りたい手紙とは?
手紙の内容が本当に良かったんですよね。やば…思い出し涙が目にたまってきた。
ヴァイオレットの涙
物語が進むにつれ、ヴァイオレットは徐々に人間らしい感情を持つようになります。
そしてとあるシーンで初めて涙を流すのです。どこかは申し上げないでおきましょう。
とにかくまあ、良いんです(語彙力)
【豪華声優陣と彼らが吹き込む命】
アニメの成功を支える要素として、豪華な声優陣の存在は欠かせません。特に「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」では、主要キャラクターに命を吹き込む声優たちの演技が、視聴者の心を深く揺さぶります!
ヴァイオレット・エヴァーガーデン役: 石川由依
主人公ヴァイオレットを演じる石川由依さんの演技は、冷徹ながらも次第に感情を取り戻していく彼女の成長を見事に表現していました。
基本的には感情を抑えた演技が多いのですが、だからこそ感情が高まるシーンでグッと心をつかまれてしまうんですよね。
ギルベルト・ブーゲンビリア少佐役: 浪川大輔
回想シーンのみの登場で出番が多いわけではないのですが、ヴァイオレットのアイデンティティに関わるキャラであるため、その重要性は計り知れません。
ギルベルトはとにかく苦悩するシーンばかり。ヴァイオレットに対する深い愛情がゆえの苦悩という繊細な感情を、浪川大輔さんはみごとに演じていました。
クラウディア・ホッジンズ役: 子安武人
個人的にはいちばん好きな声でした。ヴァイオレットを見守りながらも、時に厳しく、時に優しく接するクラウディアを演じる子安武人さんの声は、父親のようなぬくもりを感じさせます。
【続編の可能性は?ファンの期待】
現状では本編に加え外伝が一つ、そして劇場版が2本製作されています。
上下巻からなる原作のストーリーはすべてアニメで放映されているため、続編が作られない可能性は大いにあるでしょう。
しかし原作では「エバーアフター」という最終話の後日談的な話が発刊されているため、そのストーリーを描いたアニメが作られる可能性もあります。
いずれにしても原作は完全に終結しているので、続編はあったとしても映画かOVAで一本というところでしょうね。寂しいことです。
まとめ
「名作アニメ〇選」や「ぜったいに観るべき号泣必至のアニメ〇選」などの特集があれば、必ずと言っていいほど上位に名を連ねるのがこの「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」。
アニメ好きはもちろんのこと、普段アニメを観ない方にも「だまされたと思ってとにかく見てくれ!」と自信をもってお勧めできる作品です。
視聴の際は溢れる涙を吹くためのハンカチかティッシュをお忘れなく。